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就活の軸は何?令和の学生が企業に求めるものとは?

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イギリスに本社を置き、STEM分野に特化した人材紹介会社であるSThreeは、2023年4月にイギリス・ロンドンで開催されたロンドンキャリフォーラムに参加いたしました。ロンドンキャリアフォーラムはCFNが開催する、日英バイリンガルの学生を対象としたヨーロッパ最大級のキャリアフェアです。

当日は数百人の学生の皆様がイギリスのみならずヨーロッパ各地から当社ブースまで足を運んでくださいました。今後SThree日本オフィスの一員として一緒に成長できる可能性を秘めた多くの学生の方とお話しすることができ、私たちにとっても大きな刺激となりました。

グローバルなマインドセットを持つ学生の就活の軸とは?

イベント当日、当社の会社説明会に足を運んでくださった学生の皆様に「新卒で入社する会社を選ぶときに軸としていることは何?」をテーマにアンケートを実施しました。結果は以下の通りです。

Survey Result Chart

最も多くの学生が選んだのは「キャリアパス・自分のやりたいことができるか」という項目であり、回答者の半数がこの項目を選択しました。「社員・企業文化」、そして「研修・スキル開発の機会」の回答者数がそれに続きました。

また、以前は多くの学生の優先事項であり、仕事の安定性とも高い関連のある「会社の規模や知名度」を就職活動の軸や企業に求めるものとして選んだ学生が一人もいなかったのは意外な結果となりました。以前は多くの日本企業でメンバーシップ型雇用(下記参照)に基づいた新卒採用が行われており、個人のキャリアやスキル開発に関しては採用企業が裁量を握ること一般的でしたが、グローバルなマインドセットを持つ学生の多くが「自分が実際にどのような職務に就くのか」、「どのようなスキルを身に着けて経験を積めるのか」、といった個人のキャリアに関する方向性や決定事項に自分自身でオーナシップを持つことを好む傾向が見られました。

日本では特にSTEM分野において専門的な知識を持つスペシャリスト人材が不足している現状がありますが、ジョブ型雇用(下記参照)の普及もあいまって、今後若い世代が自分の興味のある分野で高い専門性を身に着けたスペシャリストとして成長していくことが期待されます。

メンバーシップ型雇用

職務に特化せず、ある会社の社員・メンバーとして入社する雇用形態。入社時には職務内容や所属部署は必ずしも明確ではなく、ジョブローテーションや部署異動を繰り返すことが多い。職務要件は総合的かつあいまいであり、会社の戦略や人材計画に大きく左右される。会社の全体像を学び、様々な分野の知識を身に着けることが求められるため、ジェネラリスト型の人材が育ちやすい。報酬は年次や年齢、会社全体の業績など様々な要素に基づき、必ずしも個人の成果が反映されるわけではない。

ジョブ型雇用

入社する際に自分が遂行すべき職務要件(ジョブディスクリプション、JDとも)が明確になっている雇用形態。外資系企業や中途採用ではこのタイプの雇用が多く見られ、「プロダクトマネージャー」や「営業担当」「iOSエンジニア」「セキュリティコンサルタント」など、職種の肩書きが明確である。また、勤務地や職掌範囲が予め定められた雇用形態のため、入社後に本人の意思に反した部署異動や職務内容の変更は稀である。求められるスキルは職務を遂行するための専門性の高いものである場合が多く、スペシャリスト型の人材への需要が高い。報酬はスキルや成果と連動する。

ESGやDE&Iへの取り組みを重要視する若年層の増加

近年、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGsへの意識が非常に高まっており、若い世代において特に、仕事を通じて社会や地球にポジティブな影響を与えること、そして明確な目的(パーパス)を持った組織で働くことを以前よりも重視する傾向が見られます。今回のアンケートでも、「社員・企業文化」を選んだ学生の多くから、企業文化の中でも特にESGやダイバーシティ推進への取り組みを重視するという意見を聞くことができました。

この傾向は当社が近年行った調査結果でも裏付けられています。2022年に当社が日本のSTEM分野で活躍する800名以上の求職者様と採用企業様を対象に実施した調査では、調査の参加者の83%が、働く先の企業を選ぶ際に企業のESGへの取り組みや多様性推進、企業文化は非常に重要、もしくは重要と回答しました。

また、2021年に当社がグローバル規模で実施したSTEM Youth Survey では、回答者の 35% が、STEM 分野のキャリアを追求する決断に最も影響を与えた要因として「選んだテーマに個人的に興味があること」(43%)に次いで、「変化をもたらす機会」を挙げています。18 ~ 24 歳と 25 ~ 30 歳の両年齢層の回答者の人生における最も重要な目標のリストには、「世界に貢献する機会」が一貫して登場しています。

優秀で未来志向の若い人材を獲得するには、企業はこれらに対する自社のポジショニングを明確にし、わかりやすい形でメッセージを発信していくことが今後ますます求められます。

SThreeで上限のないキャリアを築く

SThreeは成果主義に基づき、公平な役割と透明性の高い昇進のターゲットを保つことを大切にしています。当社のキャリアプログラムであるVelocityでは、現在の立ち位置および次のステップに進むためにはどのような成果を達成すれば良いのかが明確に示されています。担当分野の専門家としての道を究めるか、マネージャーとしてのキャリアを築くか、また他国での可能性に挑戦するのかなど、様々な、そして明確なキャリアパスの選択肢の中から何を選ぶかを決めるのはあなたです。

SThreeで築くキャリアにご興味をお持ちの方や当社についてもっと知りたいという方は、以下より当社のEVP (Employee Value Proposition) をぜひご覧くださいませ。

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